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第2章 二重性格

「先輩・・・・デートって何するでしょうか？初めてなんでわからない」

「ウソでしょう？佐野倉さん、普段通りにしてたら、良いよ」

「そうなんですか？」

朝倉の事何か企んでいるんだろ？
そっちがそうなら、おしとやかにしておこう

「で誰と、デート？」

「お見合い相手が私を気に入ったようなんで、」

「で誰」

「朝倉祐輔って言ってたみたい」

「そう 朝倉・・・・・副社長?」


「そうなんですか？」


「あなた、知らないの？凄く女性の憧れの存在だよ」



やっぱりおもしろいや、紗央莉さんは、・・・・エントレスで話を聞いて肩で笑いを堪えて、「あの？副社長、私の商談そんなに面白いんでしょうか？ならば失敗ですね」

「ち違うんです、昨日見合いした女性のあまりにも無知な事を」

「思い出し笑いですか？」

「いや、受付にいる佐野倉さんです」

「あ あの男勝りの紗央莉さんですか？男性の間で誰が紗央莉さんを振る舞い方を女性に近づける事出来るか、かけしているみたいですよ」

「おもしろい、それって誰に言えばいいんだ？」

「副社長って案外、かけごと好き？」

「佐野倉さんを女性に近づけるって僕の仕事だし、おもしろいだろ？」

「あ あそうか、つてで聞いて副社長室に行くように、言っておく」

「楽しみだな、」

「仕事の方 もう少しにつめてまた」

「はい、ありがとうございました」

「のりのいい副社長でよかった。社長ならこうもいかなかったです」