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逢瀬は月見橋で
第3章 逢瀬・・

「さ、そろそろ帰ろう。旦那、心配するよ」


男の手を取ると、あたしを引き起こしてくれた。

そのまま手をつないで土手を上がる。
送ってくよ、と月見橋を背にして歩き出す。
歩きながら、あたしは男に聞いた。


「もう・・会わないの?」


一旦は解決したわけだから、それに下着も取られてないし、
だからもう終わりなのかもしれないけど・・

あたしはまた彼に抱かれたいと思った。

会いたいと思った。


「会いたくなったら・・またこの月見橋においでよ、いつでも。
 毎晩ここを散歩してるからさ。夏の間は毎晩夕涼みしたいからね」


あたしは大きく頷いた。
きっとまた会いたくなる・・

抱かれたくなる・・・




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