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逢瀬は月見橋で
第5章 月を見る橋・・

「あれ、何持ってるの?」
「これ?えへへ・・月見饅頭!
今夜は十五夜だからさ、月見橋でお月見。それから診察!」
袋ごと差し出すと、甘いもの好きなんだ、と
正次郎は顔をほころばせた。
「じゃあこれはウチでゆっくりいただこう。
そろそろ夜風が冷たくなってきたからね。さ、行こう」
2人並んで歩き出す。
月見橋は静かにたたずんであたし達を見送る。
いつしか・・
この2人がここで顔を合わせることがなくなるまで、
月見橋は
あたし達を見守り続けることだろう・・・
end

