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逢瀬は月見橋で
第4章 男の正体は・・
あの2度目の夜を境に、
あたしったら心が穏やかだわぁって、感じられるようになった。
大きな儲けの無い金物屋の仕事も、掛持ちのレジ打ちの仕事も、
以前に比べて感じる疲れが小さくなった気がする。
それはもしかしたら、あの男のおかげなのかもしれない。
抱かれた事だけじゃない。
心を助けてもらった事への感謝の気持ちからきているのかもしれない。
ユタカも、なんか綺麗だね、なんて
お世辞を言ってくれたりする。
おかげで毎日気分よく働けるんだから、
浮気してみてよかったのかもしれない。