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運命という名の恋
第2章 命
「ごめん早く歩きすぎた?」
「いえ。新しいミュールが嬉しくて。
ストッキングを脱いだのが悪かったんだと思います」
シュンとしてそう言うので少しおかしくなって
「ここで待ってて」と
店を出てドラッグストアで絆創膏を買って戻ってきた。
「足を出して」
再び足元にしゃがみ込めば
「自分で出来ます」
と慌てたけど
「いいから」
と靴を脱がせた。
少し冷たい足先をきれいな色のペディキュアが塗ってあった。
かかとを包むように持って、靴ズレの部分に絆創膏を貼る。
「冷たい足だな」
そういって両手で温めるように足を包んだ。
「え。あの。ごめんなさい」
いきなりの行動にびっくりしたのかそう言うと
「ありがとうございます」
ときれいにお辞儀をして礼を言う。
「あ。ごめん。触られるのいやなんだっけ」
あわてて手を離せば
上杉さんが困ったように笑いかけた。
「いえ。いやじゃなかったです。ありがとうございます」
お兄さんに触られているのと同じ感覚だからか?
とにかくほっとして駅で別れたけど。
上杉さんのきれいな足先のペディキュアの色が
いつまでも忘れられなかった。
「いえ。新しいミュールが嬉しくて。
ストッキングを脱いだのが悪かったんだと思います」
シュンとしてそう言うので少しおかしくなって
「ここで待ってて」と
店を出てドラッグストアで絆創膏を買って戻ってきた。
「足を出して」
再び足元にしゃがみ込めば
「自分で出来ます」
と慌てたけど
「いいから」
と靴を脱がせた。
少し冷たい足先をきれいな色のペディキュアが塗ってあった。
かかとを包むように持って、靴ズレの部分に絆創膏を貼る。
「冷たい足だな」
そういって両手で温めるように足を包んだ。
「え。あの。ごめんなさい」
いきなりの行動にびっくりしたのかそう言うと
「ありがとうございます」
ときれいにお辞儀をして礼を言う。
「あ。ごめん。触られるのいやなんだっけ」
あわてて手を離せば
上杉さんが困ったように笑いかけた。
「いえ。いやじゃなかったです。ありがとうございます」
お兄さんに触られているのと同じ感覚だからか?
とにかくほっとして駅で別れたけど。
上杉さんのきれいな足先のペディキュアの色が
いつまでも忘れられなかった。