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運命という名の恋
第6章 い
由紀に俺の名前を呼んでほしくて即座に訂正する。

「りょぉすけぇ・・」
「ん」

すでに濡れている部分に指を入れてゆっくりとかき回す。

「痛い?」
「んっ。ちょっと・・」

「ごめんな」

痛いと言われても、もう止まれるはずはなくて。
せめて、心からこの行為を望んでいると態度で示したい。

キスを繰り返して
愛撫を繰り返して。
好きだと繰り返して。

気を紛らわすように身体中をなでた。

ゴムを付けてゆっくりと入ったその身体は
あっという間に俺を包み込んで軽い痙攣で俺を迎え入れる。

「りょぉすけ」
「痛い?」
「ん」

何回か繰り返したその言葉に
悪いという思いと、由紀にこの痛みを与えているのは
俺だけなんだという勝手な自己満足で
身体が興奮した。

「由紀」

少し早くした律動に
必死について来る由紀が可愛くて。
少し笑いながらキスをする。

唇を噛んで我慢するそのしぐさが可愛くて
律動を早くした。

「あっ・・・」

由紀の中の小さな痙攣とともに俺は由紀の中で解き放った。

由紀を抱きしめて。
そのままじっと逃げないようにキスをした。

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