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溺れる恋は藁をも掴む
第10章 正直な唇
指の刺激が心地よく、
大胆に求めてみたい欲望が湧いてくる。
アキにもたれかかり、
キスを求めて唇を差し出す。
シャワーに打たれ、
アキのキスを受けながら、
舌を絡ませ、
このエッチなムードに酔う。
アキは勃起した性器を私に握らせた。
「華、
男が女にセックスを求めるのは、
自分も気持ち良くなりたいからさ。
二人で気持ち良くなるから、
セックスは盛り上がるんだ。
俺も華で気持ち良くなりたい。
その気持ちが華にないなら、
セックスも次第にしらけてゆくよ。
華‥‥‥‥
俺も気持ち良くしてくれる?」
「アキ‥‥‥‥‥」
「もっとエッチに積極的になって!
俺、そんな女なら何度でも抱きたくなる」
どうしたらいいのか?
分からない。
それでも、アキとなら何度もしたくなる。
「どうしたらいい?」
「華はフェラとか抵抗ない?」
「あまり‥‥‥経験ないんだ」
「俺、華にして欲しいんだ」
「うまくないよ‥‥‥きっと‥‥‥」
「うまい下手じゃないさ」
正直、苦手。
経験はあるけど、
アレを舐めるのは抵抗があった。
はっきり言えば嫌いなんだ。
でも、自分のアソコは舐めて貰うのは、
この上なく気持ちいい。
自分がして貰うのはよくて、
相手にするのは嫌っていうのも、
やっぱり理不尽なような気もした。
避けて通れない道に差しかかる。
あまり気は進まない。
だけど…
拒んだら、
アキと終わってしまうような気がした。
それは、もっとイヤ‼︎
私は覚悟を決めて、
無言で頷いた。