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溺れる恋は藁をも掴む
第10章 正直な唇
「華を見ていて思ったんだ。
恥じらいや感じる声や、
俺が格好つけた演出も、
まぁ、失敗したけどさ、
そういうのを応じてくれる女や、
喜んでくれる女は可愛いんだよね。
そんな女の仕草をもっともっと見たいから、
エッチな事を仕掛けるんじゃね?」

「うん」

「男もセックスに夢中になりたいわけよ。」

「うん」

「女のアソコを舐めんのは、
ひとつの愛よ」

アキは笑う。
私は返事に困る。

「気持ちいいだろ?
めちゃくちゃ恥ずかしいだろうけど?」

「うん‥‥‥‥‥」

「それでも舐めるのは何故かって話」

「うん」

「女を悦ばせたいからさ。
今からソコにチンポを挿れちゃうわけだろ?
いっぱい濡らして気持ち良くさせて、
潤わせて、出来るだけ痛みがないようにしてやる。
決して、キレイな行為じゃないにしろ、
そんな時の女の恥じらった顔は、
可愛いし、
絶対、イカせてやっから!
なんて意気込みみたいなもんもあるわけさ」

「うん‥‥‥‥‥」

「だからかな?
フェラされると女からも愛を貰った気持ちになれる」
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