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溺れる恋は藁をも掴む
第11章 color
私以外は話に夢中で、
料理に手をつける人が居ない。

話の内容も、
「前島建設の女性は綺麗な人が多いですね。
お近づきになりたかったから、
今日は楽しみだったよなー」
と、沢口が言えば、
周りも同調する。
優奈に向けて言っているんだろうけど、
ここは男、
この席で雰囲気を崩さないように、
他の女子にも気を配ろうとしてるんだろうが、
そういう話のオチに慣れてる私には興味がない。

こういう合コンって、
お姫様が出来上がっていると、
ちっとも楽しくない。

運ばれてきたパエリヤやパスタなどの方が、
よっぽど魅力的。

話に夢中な人達を横目で見ながら、
笑うとこは笑って、
頷くとこは頷く。

冷めてしまう料理に申し訳ないので、
小皿に全員の分を取り分けた。

そういう配膳係も私は慣れっこだった。


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