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溺れる恋は藁をも掴む
第12章 恋に落ちる時
こんな夜は眠ってしまおう。
どんな私でも眠ってしまえば、忘れてしまう。
朝になって、
思い出して自己嫌悪しても、
そんな繰り返しのような失敗にも慣れてきた。
恋は辛い。
辛いのに…
どうして憧れてしまうんだろう?
シャワーで流れた涙を洗い、
頭から足の先まで念入りに洗う。
こんな事をしても、今日の自分は拭えない。
だけど、綺麗にする事で、心の垢も流れてゆくような気持ちになれた。
今日の私にさよなら。
この洗礼は私の気休め。
嫌な事があると、こうして気休めを繰り返す。
それでも、心は僅かな期待を捨てない。
無理、無駄という言葉は、
私の恋愛辞書のトップページを飾るが、
それでも……
諦めるのは……
決定打を自分で悟る時のみ。
どんな私でも眠ってしまえば、忘れてしまう。
朝になって、
思い出して自己嫌悪しても、
そんな繰り返しのような失敗にも慣れてきた。
恋は辛い。
辛いのに…
どうして憧れてしまうんだろう?
シャワーで流れた涙を洗い、
頭から足の先まで念入りに洗う。
こんな事をしても、今日の自分は拭えない。
だけど、綺麗にする事で、心の垢も流れてゆくような気持ちになれた。
今日の私にさよなら。
この洗礼は私の気休め。
嫌な事があると、こうして気休めを繰り返す。
それでも、心は僅かな期待を捨てない。
無理、無駄という言葉は、
私の恋愛辞書のトップページを飾るが、
それでも……
諦めるのは……
決定打を自分で悟る時のみ。