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溺れる恋は藁をも掴む
第12章 恋に落ちる時
部屋に戻り、
テーブルの上に置いた携帯を見る。

⁉︎
あ!
えっ‼︎

マジ⁉︎

黒崎さんから………
返信だぁ‼︎



私は無我夢中でメールを開く。


華ちゃん、
メール有難う。
無事に着いて何よりです。

あれからみんなの所に戻り、
華ちゃんをみんなが心配してました。
駅まで送った事を伝えたよ。
沢口もかなり反省していたから、
許してやってね!
悪気こそない。
空気ってもんが読めないんだ(^^;;


それと、妹の事まで気にかけてくれて、
有難う!
ショップには、勇気を出して行かないとと思っていたんだ。
来月の誕生日までに何とかしょうとしてた。

もし、華ちゃんさえ良かったら、
プレゼント選びに付き合ってくれると助かります。
さすがに一人じゃ入りづらいし、
妹の好みに合うものも分からない。
俺のセンスじゃ、文句言われそうだし(笑)
高校生の女の子が喜びそうなものを、
選んでくれると助かるな。
華ちゃんが都合のいい日でいいんだ。
もし、頼めるなら。

今、男だけでダーツに来てます。
連絡遅くなってごめんね。
メールも遅い時間は迷惑かも?
なんて考えたけど、
順番待ちを利用して、送ってしまった^_^

今日の事は水に流して、笑顔に戻ってね!


黒崎誠治
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