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第13章 恋の天気模様

美少女には何でも似合う。

流行りの手頃な値段のブランドワンピース。
女子高生に人気の腕時計やバッグ。
お財布、メイクセットなどなど、
検索したらキリがない。

あとは誠治さんの希望や予算など聞いたり、
妹さんの好みに合うものを一緒に選ぼう。


可愛いブランドの洋服を着た女の子が映る、
ブランドショツプのWEBサイト。
そのモデルにも負けないくらいの美少女な妹さん。
きっとモテるんだろうな？
こんな子がクラスに居たらアイドルだな。
男子からきっと可愛く弄られて、
「もうー！」
とか言いながら、
膨れた顔も可愛かったりで。

私が誠治さんの妹さんの同級生だったら、
明らかにその存在を僻んでいたかもしれない？


神様って不公平ね。
可愛い子は、そこはかとなく可愛く美しく、
お造りなさる。


あー！
いかん、いかん‼︎

ブスの僻みは世界一可愛くない。



誠治さんには、妹さんに似合いそうなものを、
土曜まで沢山チョイスしときます‼︎
なんて健気メールを送った。


優しい誠治さん。
メールの文面も優しさや気遣いが溢れていた。


『こんな人の彼女になりたい』
そう願った。


こんな人に相応しい女になりたいって…