パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 恋の天気模様

社内は全館禁煙だ。
会社の建物の外に灰皿はあるが、
人通りもあり、その場所で女性がタバコを吹かすのは、
多少、勇気がいることだろう。

マドカが外でランチを取るのは、
タバコを勤務中は我慢しているからだ。

「人前で女性がタバコを吸うのは、
カッコ悪いけど、
辞められないのよねー」
と笑いながら言う。


辞める気サラサラないでしょ。
マドカは合コンの時も、
気になる男が居たら、タバコは吸わない。
どう見てもアウトなメンツの場合のみ、
乾杯が終わり次第、

「私、タバコ吸うの。
失礼しますね」
と吸い始める。

先週はソレがなかったから、
狙い目が居たはず…


「優奈狙いは覚悟していたけどさ、
ウザい沢口はともかく、
海猿までもがね………」
タバコを吸いながら、
本題に入るマドカ。

「あっ、体育会系の久住さん？」

「うん、
好みなタイプだったんだよね。
なんか、マジ海猿ぽくてさ、
スポーツオンリーでやってきた感じで、
女慣れしてなさそうで、不器用そうな？
それでいていい体つきじゃない。
均等の取れたマッチョは魅力的だったんだけどさ」


ソコですか⁉︎


「華は帰ったじゃん、
沢口がみんなから無言の全面非難の視線を浴びているうちに、お姫様に猛烈アピール。
マジ、しらけたわ。
マドカさんはタバコを吸い始めましたとさ、
まる」


マドカ、ドンマイ‼︎