この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺れる恋は藁をも掴む
第14章 二十歳の恋
待ち合わせの時間より、
五分くらい早く来て、
待っているのが好き。
待たせるより、断然、待っている方がいい。

待っている間に今日の1日をいろいろ妄想する。

二人で会える時間。
一緒にプレゼント選んだり、
ランチ食べたり。
誠治さんに気に入られたいという、
思いが馳せる。

私はドレッサーの中で一番気に入っいる服を選んだ。
なるべく太めな身体が目立たない、
ふわっとしたワンピース。
人それぞれの好みはあるだろうけど、
私は世の中に森ガールなるものが流行り、
嬉しく思った。

森に居るような癒し系な女の子をイメージした洋服はゆったりめに作ってあり、
また、デザインなども可愛い。
不思議な国のアリスのような服に憧れはあるが、正直、太め女子にあの格好は痛い感じもする。
それに似たようなイメージで作ってある洋服が、森ガールファッション。
多少のおデブガールでも、サイズを余り気にしないで着られる。


太っていても、可愛い服は着たい。
不思議の国のアリスになりたいのだ。

あんまりフリフリなレースは、男性ウケしないのも知っている。

でも、おデブちゃんには限られたお洒落しか出来ない。


なるべくフリルは避け、襟元に白いリボンが付いていて、裾がバールンのように広がる紺のワンピースを着た。

1日歩いても大丈夫なように、ヒールのない靴を選び、メイクはナチュラルに。

髪は森ガールを意識して、
カチューシャで前髪をポンパドールスタイルにしてから止めて、胸まで伸びた髪は軽く巻いてみた。

お姉ちゃんから貰ったCOACHのバッグを手に下げ、
今日のデートに挑む。
/307ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ