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溺れる恋は藁をも掴む
第14章 二十歳の恋
先に届いたアイスコーヒーを飲みながら、
会話が始まる。
「いいお店だね。
やっぱり、美味しいお店は女の子に聞くのが一番」
「気に入ってくれて何よりです。
食べる事好きだから、
美味しいお店は学生の頃から散策してます」
「ずっと東京?」
「はい」
「そっか。
なら、東京の美味い店は華ちゃんに聞くといいね」
「そういうのは得意かな?」
「頼もしいね。
俺はそういうの適当な感じだから、
つい、並ばないで食べれるとこになる」
「男の人はそんな感じじゃないですか?」
「だね。
でもさ、どうせ外食するなら美味いところがいい」
「ですね。
それに新宿なら妹さんのプレゼント選びやすいかな?
って思うんです。
女の子が喜びそうなお店が沢山あるから」
「ごめんね。
面倒掛けます」
「いえいえ。
プレゼント選びは楽しいですよ。
貰った人が喜びそうなものを探すのは、
ワクワクします」
「有難う。
華ちゃんに頼んで良かった。
ところで華ちゃんはご兄弟は?」
「姉が居ますよ」
丁度その頃、姉の咲の婚約が決まった頃だった。
私より4つ年上の姉は24歳。
大学を卒業し、就職してバリバリのキャリアウーマンになると思いきや、そこで知り合った職場の先輩と恋に落ち、結婚がしたいと言い出した。
親も驚いたが、
咲には咲の人生があると、姉の気持ちを優先した。
来年早々には、挙式を挙げる予定だと話すと、
「おめでとうございます。
お姉さん、幸せだね」
誠治さんに言われた。
「有難うございます。
姉は私と違って出来る女ですから、
幸せを掴むのも得意なのかも?」
私は何気なく姉のことを話したつもりだった。
会話が始まる。
「いいお店だね。
やっぱり、美味しいお店は女の子に聞くのが一番」
「気に入ってくれて何よりです。
食べる事好きだから、
美味しいお店は学生の頃から散策してます」
「ずっと東京?」
「はい」
「そっか。
なら、東京の美味い店は華ちゃんに聞くといいね」
「そういうのは得意かな?」
「頼もしいね。
俺はそういうの適当な感じだから、
つい、並ばないで食べれるとこになる」
「男の人はそんな感じじゃないですか?」
「だね。
でもさ、どうせ外食するなら美味いところがいい」
「ですね。
それに新宿なら妹さんのプレゼント選びやすいかな?
って思うんです。
女の子が喜びそうなお店が沢山あるから」
「ごめんね。
面倒掛けます」
「いえいえ。
プレゼント選びは楽しいですよ。
貰った人が喜びそうなものを探すのは、
ワクワクします」
「有難う。
華ちゃんに頼んで良かった。
ところで華ちゃんはご兄弟は?」
「姉が居ますよ」
丁度その頃、姉の咲の婚約が決まった頃だった。
私より4つ年上の姉は24歳。
大学を卒業し、就職してバリバリのキャリアウーマンになると思いきや、そこで知り合った職場の先輩と恋に落ち、結婚がしたいと言い出した。
親も驚いたが、
咲には咲の人生があると、姉の気持ちを優先した。
来年早々には、挙式を挙げる予定だと話すと、
「おめでとうございます。
お姉さん、幸せだね」
誠治さんに言われた。
「有難うございます。
姉は私と違って出来る女ですから、
幸せを掴むのも得意なのかも?」
私は何気なく姉のことを話したつもりだった。