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溺れる恋は藁をも掴む
第14章 二十歳の恋
「幸せって人それぞれだから、
華ちゃんにとっての幸せは何だろう?
って漠然に思っただけだから、
気にしないで」
そう言う誠治さん。
「私の幸せは、
美味しいものを食べる事もそうですけど、
1日の最後に今日の事を話せる人が居るだけで、幸せだと思います。
たわいのない話でも、
くだらない話でも聞いてくれる人が居たら、
明日を迎えるのも楽しくなるかな?って思うから」
「なるほどね。
確かにこっちに来てから一人暮らしだし、
寂しく感じる事もあるけど、
毎日の忙しさに寂しさを紛らわせて、
そういう感情にも疎くなりがちだったな」
「婚約中のお姉ちゃん見てると、
幸せそうに見えます。
仕事は結婚退職するので、忙しいみたいだけど、
休みの前日になると、彼氏に長々と電話したり、
メールのキャツチボールしてたり。
明日会うのになんて家族の者が言っても、
今日の事は今日。
明日は明日。
なんて、にやけた笑顔で言われると、
ご勝手にって感じになるけど、羨ましくも思います」
「そういう時期が一番楽しいかもね。
俺もそんな経験ないから、羨ましく思うよ」
「そうなんですか…」
意外とは思わないけど、
私なら放っておかないのにって気持ちが沸き上がる。
でも、その気持ちがバレたら恥ずかしい。
「うん。
モテない田舎もんですから。
だから、誘われたら合コンに顔出します」
誠治さんは笑う。
「都会に生まれても、
モテないもんで、
合コンのお世話になりますが、
中々成果が出ません」
私もつられて笑い話のように、
自虐的な部分を披露する。
華ちゃんにとっての幸せは何だろう?
って漠然に思っただけだから、
気にしないで」
そう言う誠治さん。
「私の幸せは、
美味しいものを食べる事もそうですけど、
1日の最後に今日の事を話せる人が居るだけで、幸せだと思います。
たわいのない話でも、
くだらない話でも聞いてくれる人が居たら、
明日を迎えるのも楽しくなるかな?って思うから」
「なるほどね。
確かにこっちに来てから一人暮らしだし、
寂しく感じる事もあるけど、
毎日の忙しさに寂しさを紛らわせて、
そういう感情にも疎くなりがちだったな」
「婚約中のお姉ちゃん見てると、
幸せそうに見えます。
仕事は結婚退職するので、忙しいみたいだけど、
休みの前日になると、彼氏に長々と電話したり、
メールのキャツチボールしてたり。
明日会うのになんて家族の者が言っても、
今日の事は今日。
明日は明日。
なんて、にやけた笑顔で言われると、
ご勝手にって感じになるけど、羨ましくも思います」
「そういう時期が一番楽しいかもね。
俺もそんな経験ないから、羨ましく思うよ」
「そうなんですか…」
意外とは思わないけど、
私なら放っておかないのにって気持ちが沸き上がる。
でも、その気持ちがバレたら恥ずかしい。
「うん。
モテない田舎もんですから。
だから、誘われたら合コンに顔出します」
誠治さんは笑う。
「都会に生まれても、
モテないもんで、
合コンのお世話になりますが、
中々成果が出ません」
私もつられて笑い話のように、
自虐的な部分を披露する。