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溺れる恋は藁をも掴む
第14章 二十歳の恋
新宿の街を歩きながら、
「妹さんの誕生日プレゼントに何か候補ありますか?
あと、予算はどれくらいで考えてます?」
「うーん。
予算は1万くらいかな?
あんまり贅沢なものを送って、
甘やかしてもダメだよね。
入学祝いに時計を買ってあげたんだけど、
遠慮ないから、3万くらいなものねだられたよ。
16歳の女の子に相応しいものがいいな?
華ちゃん、何かある?」
時計はあげちゃつたのね。
今から秋も深まるし、
お洒落な洋服を提案しょうかな?
「新宿は若い子に人気の街ですから、
ブラブラしながら、コレだ!
ってものが見つかるかもしれないですね。
割と16歳くらいの時って、
ファッション雑誌なんか買ったりして、
モデルが着てるものを真似したい年頃かも?」
「華ちゃんもそうだった?」
「えぇ…
でも、可愛いより体形に合うもの探すのが大変でした」
言わなきゃ良かった。
可愛いもの好きでも、
この体形が邪魔してお洒落には無縁だったなんてこと。
「今日の服、
華ちゃんに似合ってますよ。
OLさんの休日は、
可愛い女の子に変身するんだなって思った」
えっ!
褒められた?
嬉しいー‼︎
「有難う御座います。
じゃあ、妹さんにはもっと可愛いもの探しましょ!」
普通の体形の子なら、
いくらでも可愛い洋服は見つかる。
それに可愛いがプラスされたら、
言うことなしですよ。
「華ちゃんのセンスに任せよう!」
誠治さんは私の隣を歩く。
ドキドキと嬉しさが交互する。
新宿の街は人混みだらけ。
すれ違うカップルも、みんな笑顔で休日を楽しむ。
ごみごみとした雑踏の中を歩いているだけでも、恋愛ドラマのヒロインのような気持ちになれた。
「妹さんの誕生日プレゼントに何か候補ありますか?
あと、予算はどれくらいで考えてます?」
「うーん。
予算は1万くらいかな?
あんまり贅沢なものを送って、
甘やかしてもダメだよね。
入学祝いに時計を買ってあげたんだけど、
遠慮ないから、3万くらいなものねだられたよ。
16歳の女の子に相応しいものがいいな?
華ちゃん、何かある?」
時計はあげちゃつたのね。
今から秋も深まるし、
お洒落な洋服を提案しょうかな?
「新宿は若い子に人気の街ですから、
ブラブラしながら、コレだ!
ってものが見つかるかもしれないですね。
割と16歳くらいの時って、
ファッション雑誌なんか買ったりして、
モデルが着てるものを真似したい年頃かも?」
「華ちゃんもそうだった?」
「えぇ…
でも、可愛いより体形に合うもの探すのが大変でした」
言わなきゃ良かった。
可愛いもの好きでも、
この体形が邪魔してお洒落には無縁だったなんてこと。
「今日の服、
華ちゃんに似合ってますよ。
OLさんの休日は、
可愛い女の子に変身するんだなって思った」
えっ!
褒められた?
嬉しいー‼︎
「有難う御座います。
じゃあ、妹さんにはもっと可愛いもの探しましょ!」
普通の体形の子なら、
いくらでも可愛い洋服は見つかる。
それに可愛いがプラスされたら、
言うことなしですよ。
「華ちゃんのセンスに任せよう!」
誠治さんは私の隣を歩く。
ドキドキと嬉しさが交互する。
新宿の街は人混みだらけ。
すれ違うカップルも、みんな笑顔で休日を楽しむ。
ごみごみとした雑踏の中を歩いているだけでも、恋愛ドラマのヒロインのような気持ちになれた。