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溺れる恋は藁をも掴む
第15章 カルアミルクとビール
「泣くほど好きで、
振られたんならさ?
その原因がデブだからって思うなら、
なぜ、痩せて見返そうとしない?
痩せて綺麗になって、
そんなへなちょこインポ野郎を、
後悔させてやんなよ‼︎
華、あんたのそういうマイナスオーラたっぷりの縋り付きのスッポン度もさ、相手の男をいい気にさせる、 お手軽女ぶりが豊富に出てたんじゃないの?」
「そこまで‥‥言わなく‥も‥いいじゃん」
「いい?
私は華の友達だから言うのよ。
いつまでも、ダメ男にメソメソメソ子で、
暗くてお通夜モードのあんた!
女はね、
友達の失恋話に同情的に聞き耳立てるけど、
実際はね、そんな華を見てさ、
これじゃ、振られても仕方ないわって部分は隠すのよ。それは親切?
親切じゃないわよ!
あんたをいつまでもブスにしといて平気なんだから」
香澄の言う事は分かるけど、
今は優しさとオブラートに包まれたいです。
「あんまり、ブス、ブス、言わないでくれる?」
私はデブでも、少しだけ性格ブスなだけよ!
「華、今のあんたはブスよ。
でも、私の知ってる華は、おデブが隠れちゃうほど、正直で不器用な可愛い女なんだよ。
だから、痩せて自信がついたら、
もっといい女になる!
この香澄さんが太鼓判押してあげる。
たまには必死になってみな?
死ぬほど努力してみろ!
死ぬ気でダイエットして、
そんでもダメなら、
私が性転換手術でもして、
男になってやるわ!」
芋焼酎って、タチ悪くなるんですか?
あんたの言葉ははちゃめちゃで、
悔しくなって、
コノヤロウーそこまで言うか?
って怒ってみても、
本気で私を心配する優しさで溢れていた。
「性転換されても、
香澄には惚れないと思う」
唯一の反撃。
「こっちだってイヤよ。
このスッポン女‼︎
でもさ、華、あんたが変われば世界も変わるよ」
「変えてやるわよ‼︎
このまんまじゃ、悔しいもん」
世界を変えてやろうと、
本気モードで立ち上がった瞬間だった。
香澄と顔を見合わせて笑い合う。
悔し涙を笑いに変えた瞬間だった。
有難う香澄。
振られたんならさ?
その原因がデブだからって思うなら、
なぜ、痩せて見返そうとしない?
痩せて綺麗になって、
そんなへなちょこインポ野郎を、
後悔させてやんなよ‼︎
華、あんたのそういうマイナスオーラたっぷりの縋り付きのスッポン度もさ、相手の男をいい気にさせる、 お手軽女ぶりが豊富に出てたんじゃないの?」
「そこまで‥‥言わなく‥も‥いいじゃん」
「いい?
私は華の友達だから言うのよ。
いつまでも、ダメ男にメソメソメソ子で、
暗くてお通夜モードのあんた!
女はね、
友達の失恋話に同情的に聞き耳立てるけど、
実際はね、そんな華を見てさ、
これじゃ、振られても仕方ないわって部分は隠すのよ。それは親切?
親切じゃないわよ!
あんたをいつまでもブスにしといて平気なんだから」
香澄の言う事は分かるけど、
今は優しさとオブラートに包まれたいです。
「あんまり、ブス、ブス、言わないでくれる?」
私はデブでも、少しだけ性格ブスなだけよ!
「華、今のあんたはブスよ。
でも、私の知ってる華は、おデブが隠れちゃうほど、正直で不器用な可愛い女なんだよ。
だから、痩せて自信がついたら、
もっといい女になる!
この香澄さんが太鼓判押してあげる。
たまには必死になってみな?
死ぬほど努力してみろ!
死ぬ気でダイエットして、
そんでもダメなら、
私が性転換手術でもして、
男になってやるわ!」
芋焼酎って、タチ悪くなるんですか?
あんたの言葉ははちゃめちゃで、
悔しくなって、
コノヤロウーそこまで言うか?
って怒ってみても、
本気で私を心配する優しさで溢れていた。
「性転換されても、
香澄には惚れないと思う」
唯一の反撃。
「こっちだってイヤよ。
このスッポン女‼︎
でもさ、華、あんたが変われば世界も変わるよ」
「変えてやるわよ‼︎
このまんまじゃ、悔しいもん」
世界を変えてやろうと、
本気モードで立ち上がった瞬間だった。
香澄と顔を見合わせて笑い合う。
悔し涙を笑いに変えた瞬間だった。
有難う香澄。