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溺れる恋は藁をも掴む
第16章 陽だまり
「晶君、
私も高卒認定試験に挑戦するよ。
君に偉そうな事ばかり言ってさ、
お前何様だよ状態だったね。
晶君見ていたらさ、
私も輝きたくなった」
百合は通信講座で勉強をするようになった。
「現役高校生だから、
分からないとこ教えてあげようか?」
偉そうに俺が言うと、
「よろしくお願いします」
お日様の笑顔で百合は言う。
受験勉強が捗ったのは、傍らに百合が居たから。
百合は頭がいい女だった。
教える事がないほど、
テキストを見ながら真剣に勉強して、
疲れて一休みしたくなると、
コーヒーを淹れてくれたんだ。
俺……
気づいたんだ。
百合を好きだってことに。
会いたくなって、会いに行ったり、
一緒に勉強していると、百合に触れたくなったり、
百合の仕事に嫉妬してみたり。
独り占めしたくなるほど、
いつの間にか、百合を好きになっていた。
私も高卒認定試験に挑戦するよ。
君に偉そうな事ばかり言ってさ、
お前何様だよ状態だったね。
晶君見ていたらさ、
私も輝きたくなった」
百合は通信講座で勉強をするようになった。
「現役高校生だから、
分からないとこ教えてあげようか?」
偉そうに俺が言うと、
「よろしくお願いします」
お日様の笑顔で百合は言う。
受験勉強が捗ったのは、傍らに百合が居たから。
百合は頭がいい女だった。
教える事がないほど、
テキストを見ながら真剣に勉強して、
疲れて一休みしたくなると、
コーヒーを淹れてくれたんだ。
俺……
気づいたんだ。
百合を好きだってことに。
会いたくなって、会いに行ったり、
一緒に勉強していると、百合に触れたくなったり、
百合の仕事に嫉妬してみたり。
独り占めしたくなるほど、
いつの間にか、百合を好きになっていた。