この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
溺れる恋は藁をも掴む
第18章 弱くなって強くなる
莉緒と別れた後、
久しぶりに実家に顔を出した。

食卓で宅配ピザを取って、
笑いながら頬張る母と弟が居た。

「ただいま…」

「あら、晶お帰り」
明るい母の声。

「兄貴、お帰り。
飯、食った?」
高校三年生の弟の(柊)が、俺を見て声を掛ける。

柊の進路が決まったらしい。
俺は、この頃に親父を亡くして、
百合と恋をしてたんだな。
柊を見ていて、まだまだ子供だったのだと実感する。

親父が生きていた頃は、滅多にピザなどの宅配などは取らずに、仕事をしてきた後でも、台所で料理を作っていた母。

今の母が本来の姿なのかもしれない。

母と柊はよく似てる。
マイペースでおっとりしている。


「帰ってくるなら来るって連絡しなさいよ。
休日はゆっくりするって、柊ちゃんと決めてるから、ピザしかないわよ」

「兄貴が帰って来るなら、L頼めば良かった」

そういう問題か?
呑気な二人の空気に包まれる。

「寿司くらい取れば?
俺、奢るから」

「ラッキー!」
と柊は大喜び。

「あら、いいの?」
と言う割には遠慮しない母。

結局、寿司をご馳走する事になる。


元気で何よりだ。
たまには家族サービス。


/307ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ