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治してあげます
第5章 タブー



「…ははは!」


楽しそうに笑ったのは…



「ま、学さん?」

「頭でも狂ったか?」

「こらっ」


ぺしっと胸板を叩く。新道先生のおちゃめな回答に対応しながらも、学さんは静かに笑っていた。



「本当に抱かせるつもりなんてないけど?」

「は!?ちょっ…」


覆いかぶさっていた新道先生はベッドから落とされ、尻餅をついた。そして、鈍い音が部屋に響く。


「ったぁ…ってお前、卑怯だな…もういい!萎えた」



そう言って荒々しい去っていく彼だった。



去っていった姿を見ていると、正面から抱きしめられた。


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