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治してあげます
第6章 退院


「失礼します」

呼び出された私は、第一診察室のドアをゆっくりと開く。そこには、待っていた学さんの姿があった。


「学さん…」

愛しき人の名前が呼びたくて仕方がなかった。だけど、


「宮崎さん、具合から言いますともう退院できます。突然ですが、明日退院という形にさせてもらってもいいですか」


先生の口から冷たい言葉が、吐かれた。名前も呼ばれず、目も合わせてくれず、とにかく避けているような口調だった。


「そ、そうですね…」

「…身支度を済ませて、明日の午前10時に帰宅できるようにしておいてくださ…」
「学さんっ!」


あまりの対応の違いに怖くなって、声をあげてしまった。二人だけの空間なのに気まずくて仕方がない。


「今日はどうしたんですか…」
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