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治してあげます
第11章 番外編:美雪side 3

「冗談とか…全然嬉しくない?」
や、やめてっ!!
リピートされるとめっちゃ恥ずかしいからっ!!
「おじちゃん!…お会計これで足りるよね!お釣り要らないっ」
何か言っていた気がするけど、もう知らない。聞こえない。
本音が漏れたら、だめなの!
ギクシャクする仲には、したくないの。
下を向いて走っていると、誰かとぶつかった。すみませんと、言って行こうと思ったのに手首を掴まれた。
「お嬢ちゃん、ぶつかってそれだけ?」
あたしがぶつかったのは相当タチの悪い奴らだった。ギリギリと手首を掴む力が強くなっていく。
「痛いっ」
「こいつ、胸でっけ!いいの捕まえたなぁ?」
「んだろ?…早くヤりてぇ!」
ぐふぐふと笑う声が気持ち悪い。早く離せっ!!!

