この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
近づきたい
第10章 二人の日
「私の何がダメなの?!私、よし先輩が好きなの!」
もう憧れとかじゃない。私、よし先輩が本当に好きなの。誰かに取られたくない。私だけのものにしたい。
「何もダメじゃない。オレも瑞穂が好きだから…これ以上、お互いつらい想いをするのはやめよう。」
よし先輩も私を好きなら、なんで?なんで?
ただ泣き続ける私を見るよし先輩の目にもうっすらと光るものがあった。
「オレ今、大きな仕事を任せられてるんだ。忙しくて土日もない。疲れて瑞穂を想っても側にいない…
最初は無理にでも電話したりメールしてたけど、最近はそれもままならない。」
そんなに大変だったなんて、私、知らない…
言ってくれれば良かったのに、そしたら私、もっと我慢したのに…
そう心の中で思うと、よし先輩はそれを見透かしたようだった。
「言うとまた瑞穂が我慢するから、言えなかった。オレだって疲れて瑞穂に甘えたくなる時があった…でも、瑞穂に甘えさせてやれないのに、10も年上のオレが甘えるわけにいかなくて…」
「甘えてくれたら良かったのに!そしたら私…よし先輩を最優先にしたよ!」
「それじゃダメなんだ。」
そう呟くように言ったよし先輩の目は哀しそうだった。さっき感じた冷たい目に似てる気がした…
もう憧れとかじゃない。私、よし先輩が本当に好きなの。誰かに取られたくない。私だけのものにしたい。
「何もダメじゃない。オレも瑞穂が好きだから…これ以上、お互いつらい想いをするのはやめよう。」
よし先輩も私を好きなら、なんで?なんで?
ただ泣き続ける私を見るよし先輩の目にもうっすらと光るものがあった。
「オレ今、大きな仕事を任せられてるんだ。忙しくて土日もない。疲れて瑞穂を想っても側にいない…
最初は無理にでも電話したりメールしてたけど、最近はそれもままならない。」
そんなに大変だったなんて、私、知らない…
言ってくれれば良かったのに、そしたら私、もっと我慢したのに…
そう心の中で思うと、よし先輩はそれを見透かしたようだった。
「言うとまた瑞穂が我慢するから、言えなかった。オレだって疲れて瑞穂に甘えたくなる時があった…でも、瑞穂に甘えさせてやれないのに、10も年上のオレが甘えるわけにいかなくて…」
「甘えてくれたら良かったのに!そしたら私…よし先輩を最優先にしたよ!」
「それじゃダメなんだ。」
そう呟くように言ったよし先輩の目は哀しそうだった。さっき感じた冷たい目に似てる気がした…