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近づきたい
第3章 想いの日
「…よし先輩ともう少し一緒にいたい」
「……じゃあ、ドライブでもして帰ろうか?」
コクンと頷いて、重ねていた手を離した。
車を発進させるためにギアを変えた左手が私の頭に触れた…
「瑞穂ちゃん、笑って…ねっ!」
またポンポンと叩かれた頭。
私が悪いのに、よし先輩は優しくて…私の好きのスピードは加速する。
動き出した車は近くの海の沿岸を走っていた。
「よし先輩…話してもいいですか…?」
「もちろん」
ずっと無言だった私がやっと話始めたことが嬉しかったのか、よし先輩が笑顔になった。
「…私、やっぱりよし先輩が好きです。さっきよし先輩が言ったように、大人のよし先輩に憧れてると思います。…でも、優しいよし先輩が大好きなんです。」
私の言葉に少し困った顔をして、何か考えているみたいだった。それでも、また私に笑顔を見せてくれるよし先輩。
「瑞穂ちゃん、ありがとう。こんなに年下の子に好きだと言われて嬉しいよ…ただ、ずっと妹のように見てたんだ。」
やっぱり、妹と言われてしまった…ずっと想いは届かないってわかってた。うん…大丈夫…
「…わかってます。よし先輩、ありがとう」
きっと泣きそうな顔してる…でも、私なりに笑顔を作ったつもりだよ。
「そろそろ家に送るよ」
海沿いを走っていたのに、海なんか見てなかった。
でも、ふと海を意識すると潮の香りも海に陽が当たってキラキラと揺れている姿も私を癒してくれた。
「……じゃあ、ドライブでもして帰ろうか?」
コクンと頷いて、重ねていた手を離した。
車を発進させるためにギアを変えた左手が私の頭に触れた…
「瑞穂ちゃん、笑って…ねっ!」
またポンポンと叩かれた頭。
私が悪いのに、よし先輩は優しくて…私の好きのスピードは加速する。
動き出した車は近くの海の沿岸を走っていた。
「よし先輩…話してもいいですか…?」
「もちろん」
ずっと無言だった私がやっと話始めたことが嬉しかったのか、よし先輩が笑顔になった。
「…私、やっぱりよし先輩が好きです。さっきよし先輩が言ったように、大人のよし先輩に憧れてると思います。…でも、優しいよし先輩が大好きなんです。」
私の言葉に少し困った顔をして、何か考えているみたいだった。それでも、また私に笑顔を見せてくれるよし先輩。
「瑞穂ちゃん、ありがとう。こんなに年下の子に好きだと言われて嬉しいよ…ただ、ずっと妹のように見てたんだ。」
やっぱり、妹と言われてしまった…ずっと想いは届かないってわかってた。うん…大丈夫…
「…わかってます。よし先輩、ありがとう」
きっと泣きそうな顔してる…でも、私なりに笑顔を作ったつもりだよ。
「そろそろ家に送るよ」
海沿いを走っていたのに、海なんか見てなかった。
でも、ふと海を意識すると潮の香りも海に陽が当たってキラキラと揺れている姿も私を癒してくれた。