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近づきたい
第4章 はじまりの日
再び、よし先輩の車に乗り込み、先週と同じように近くの海の方に車が走り出す。
さっき食事していた時とよし先輩の雰囲気が変わった気がする…
先週、考えたいって言ってた。ちょっと期待したい気持ちもあるけど、やっぱり無理な気がして、車の中は沈黙の時間が流れていた。
車が海の見える駐車場に止まった。先週より少し時間が遅いから、もう少しで陽が沈むはず…
海に沈む夕日、久しぶりに見れるな…よし先輩と一緒で幸せ。
「…瑞穂ちゃん、オレこの前から考えてたんだけど、やっぱりうまく答えが出ないんだ…ごめん」
やっぱりダメなんだね…ちょっと期待しちゃったけど、大丈夫!私は大丈夫!
「ううん、私の方こそ、ありがとうございました。
私、喫茶店でもイタリアンのお店でもよし先輩にご馳走になっちゃって…いつも車に乗せてくれて、嬉しかったです。」
まだ笑顔なはず…今なら、ちゃんと言える…
「私、よし先輩を好きになれて良かったです。ちょっとつらい時もあったけど、最後に楽しい思い出もできたし、大丈夫です。本当ありがとうございました。」
よし先輩が私を見て、泣きそうな顔してる…私、笑えてるはずだよ!よし先輩、そんな顔しないで…
さっき食事していた時とよし先輩の雰囲気が変わった気がする…
先週、考えたいって言ってた。ちょっと期待したい気持ちもあるけど、やっぱり無理な気がして、車の中は沈黙の時間が流れていた。
車が海の見える駐車場に止まった。先週より少し時間が遅いから、もう少しで陽が沈むはず…
海に沈む夕日、久しぶりに見れるな…よし先輩と一緒で幸せ。
「…瑞穂ちゃん、オレこの前から考えてたんだけど、やっぱりうまく答えが出ないんだ…ごめん」
やっぱりダメなんだね…ちょっと期待しちゃったけど、大丈夫!私は大丈夫!
「ううん、私の方こそ、ありがとうございました。
私、喫茶店でもイタリアンのお店でもよし先輩にご馳走になっちゃって…いつも車に乗せてくれて、嬉しかったです。」
まだ笑顔なはず…今なら、ちゃんと言える…
「私、よし先輩を好きになれて良かったです。ちょっとつらい時もあったけど、最後に楽しい思い出もできたし、大丈夫です。本当ありがとうございました。」
よし先輩が私を見て、泣きそうな顔してる…私、笑えてるはずだよ!よし先輩、そんな顔しないで…