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近づきたい
第4章 はじまりの日
「……なんで瑞穂ちゃん、笑っていられるの?オレ、ひどいことしてるじゃん」

ハンドルに両手を置き、その手の上に頭を乗せたまま私を見てる…その姿がステキだなって思ってたのに。

言われた言葉の意味はわかるけど、心がザワザワする…私、笑ってちゃダメなの…

「……本当、ひどい!私は…私は…よし先輩を好きだから、最後に笑っていたかったのに!なんで、そんなこと言うの…」

泣かないと決めていた…それ以上に泣きたくないと思った…

着ていたスカートを握りしめ、涙を我慢した…

今日はもう泣きたくない…よし先輩を想って泣くのはもう終わり…

「…瑞穂ちゃん、ごめん。」

なんなんだろう?あんなに好きだったよし先輩の優しさにイライラしてくる。…もう謝らないでよ。

そんな想いで、よし先輩を見つめてしまう。よし先輩と目が合った瞬間…

よし先輩は私を抱きしめていた。

何が起こったのかわからない私をよし先輩は少しずつ抱きしめる力を強めていった。

よし先輩の胸の中で自分の心臓がドキドキと加速する。ふと、私の胸のドキドキと違う心臓の音に気づく…

よし先輩もドキドキしてるの?もう少しだけこのままでいたいと思ってしまう。

私…またよし先輩を諦められなくなるよ…

だから、やめて!やめて!もうやめて!
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