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第4章 はじまりの日

私が抱きついたことに驚いたのか、よし先輩の力がさっきより緩んで、キスが終わる…

「…瑞穂ちゃん、ごめ…」

よし先輩がごめんと言う前に、先輩の首に腕を回して私からキスをした。

さっきの触れるだけのキスじゃない、ちょっと大人のキス…

ウフフっ。よし先輩、驚いてる。
私、よし先輩にもっと触れていたい…

首に回していた私の腕をよし先輩が優しく、ほどくように手を添える。もう終わりだよね…？

そう思った時、よし先輩の手が私の頭をおさえつけるように抱えられて、すっと口の中に舌が入ってきた。

お互いの首と頭に添えた手の力を強める。
何も考えずによし先輩の舌の動きに合わせて、私の下を絡める…

優しいキスじゃない、激しいキス…
夢中でよし先輩についていく。…気持ちいい。

激しいキスで口の端から唾液が落ち、首まで流れる。私の女の部分の鍵が開かれる…

よし先輩に触れていたい…このまま抱かれたい…

「…ん。はぁん…」

やっと離された唇。長い時間のキスで顔が火照っている。

「瑞穂ちゃん、気持ち良かった？」

うん、気持ち良かった…言葉にならずに火照ったままの顔で頷く。

「そんなに女の顔しちゃダメだよ…もう止められなくなるよ」

ちょっといたずらっ子のように笑うよし先輩はもう男の顔をしていた。

抱き合っていた体勢から少し体を離して、私の首に流れた唾液を舌でペロリと舐めて、首筋にキスを繰り返す。

「あっ、あ～あん…」