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近づきたい
第5章 もっとはじまりの日
ベッドに寝かせられ、よし先輩に手を掴まれたまま。
よし先輩は私の横に腰かけるように座った。

二人共、何も言わないで見つめ合っていた。

本当なら、すごく恥ずかしくて、ドキドキして、よし先輩と見つめ合ってなんていられないはず…

でも、今はこの時間が大事な気がして、愛しさが止まらなくて、よし先輩を見続けていた。

掴まれていた手が優しく離される。それと同時に寝た体勢の私は抱きしめられてキスをされた。

キスをされたまま、よし先輩の重さを感じて、更に深いキスを続ける。

私の上に覆い被さった状態のよし先輩にキスをされて、気持ち良くて、先輩の首に腕を絡める。

よし先輩がキスを続けたまま、私のブラウスのボタンを外していく…

その指先の動きが私の気持ちを高める。
…もっと、もっと、もっと。

そう思う度に私の女の部分が疼く…この先を期待すると下着が濡れてくる…

シャツのボタンをすべて外され、中に着ていたキャミソールとブラを一緒に下に下ろされた。

キスを初めてから、一言も言葉を交わさない。でも、それでいいんだと思った。

唇のキスから首筋を舐められ、鎖骨の辺りに小さな痛みを感じた。…もしかして、キスマークつけられた?

よし先輩の動きを目で追いながら、そんなことを考える余裕さえあって、自分で可笑しくなる。

キャミソールとブラの肩紐が中途半端に肩に残され、露になった胸が痛かった…

ねぇ、よし先輩…早く触って。
そして、私の太股に感じるよし先輩に触れさせて…
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