この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
近づきたい
第8章 すれ違いの日
「オレも書きたいなぁ。瑞穂ちゃん、どんな願い書くの?」

私の願いは『よし先輩に会いたい』でも、そんなこと渡部君に話す必要ない。

「教えない…」

「オレは『瑞穂ちゃんと付き合えますように』って書くよ。」

「えっ?!」

渡部君に言われた言葉に驚いて、隣に座っていたベンチから立ち上がった。

渡部君はベンチに座ったまま、私を見上げている。

「瑞穂ちゃん、オレ本気だよ。入学してから、ずっと可愛いなって思ってる。地元に彼氏いるらしいけど、オレにしない?」

告白されてるんだろうけど、軽い気がして、全然嬉しくない!

「しない!!」

ちょっと強く言って、その場を離れた…。

この前のことがあって苦手意識あるのに、さっきの告白で更に苦手さが増した。

最近、よし先輩に全然連絡出来てないのに…こんなことで私の気持ちをかき乱さないで欲しい。

よし先輩に連絡つかなくなってから、何日経ったんだろう?

彦星と織姫が会える今日…私にもよし先輩の声でいいから会わせてくれないかな…

大学での講義も集中できなくて、ゼミにちょっと顔を出して家に帰ってきた。

今日はゼミもアルバイトも出てないから夜が長いな…
部屋から空を見上げて、星を見た。
今日は天の川が見れそう…

短冊には書いてないけど…願う…

『よし先輩に会えますように』


/124ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ