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近づきたい
第9章 雨の日
離して…離して…
思いが強過ぎて言葉が出てこない。
「瑞穂、離さないよ…」
逃げようと体勢を変えようとするけど、狭い湯船の中ではうまく逃げれない。それ以上によし先輩の力が強くて、抱きしめられている腕が赤くなっている。
「…ずっと不安だったんだ。瑞穂が進学して、新しい出会いがある。オレだって大学生だったから、どんな感じか想像できる。」
私の背中から聞こえてくるよし先輩の声は今まで聞いたことのない弱々しい声だった。
私の大好きだった笑顔のよし先輩の声とは全く違った。私がそんな声を出させてるの?
混乱する私をよし先輩は更に強く抱きしめた。
「本当は浮気したなんて疑ってない。ただ誰かに瑞穂が取られないか不安だったんだ。」
「私も不安だったよ…」
そう言って、私を抱きしめるよし先輩の腕にそっと手を触れた。
「瑞穂、こっち向いて…」
よし先輩の顔を見るように後ろを向いた。その瞬間に優しいキスが降ってきた。
何度も何度も降る優しいキスは唇だけじゃなく、頬や首筋、耳と移る。
「よ、義朗さん、私、、のぼせちゃう…」
先にお風呂で温まっていた体でよし先輩と一緒に再びお風呂に入ったから、のぼせて気を失った。
思いが強過ぎて言葉が出てこない。
「瑞穂、離さないよ…」
逃げようと体勢を変えようとするけど、狭い湯船の中ではうまく逃げれない。それ以上によし先輩の力が強くて、抱きしめられている腕が赤くなっている。
「…ずっと不安だったんだ。瑞穂が進学して、新しい出会いがある。オレだって大学生だったから、どんな感じか想像できる。」
私の背中から聞こえてくるよし先輩の声は今まで聞いたことのない弱々しい声だった。
私の大好きだった笑顔のよし先輩の声とは全く違った。私がそんな声を出させてるの?
混乱する私をよし先輩は更に強く抱きしめた。
「本当は浮気したなんて疑ってない。ただ誰かに瑞穂が取られないか不安だったんだ。」
「私も不安だったよ…」
そう言って、私を抱きしめるよし先輩の腕にそっと手を触れた。
「瑞穂、こっち向いて…」
よし先輩の顔を見るように後ろを向いた。その瞬間に優しいキスが降ってきた。
何度も何度も降る優しいキスは唇だけじゃなく、頬や首筋、耳と移る。
「よ、義朗さん、私、、のぼせちゃう…」
先にお風呂で温まっていた体でよし先輩と一緒に再びお風呂に入ったから、のぼせて気を失った。