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「うわきのおわり」
第2章 人妻さんとお泊まりデート
(PART-7)
夕方の駅前でボクたちは数時間ぶりの再会を果たした
胸には小さな男の子を抱えて…
挨拶したけど、知らない大人が現れたので拒否反応を示された…
どうやらパパが迎えに来たのだと思っていたようだ
ぐずがる男の子は“ママ”に強くしがみつき、ママをとられないようにアピールしていた
「ご、ごめんねぇ~…もぅ…」
とりあえずふたりを乗せて高速に乗った
ロックのCDをやめてラジオをかけてみた
DJのトークがあったほうが男の子の“密室感”も薄らぐかなと思ったけど
ボクやC代さんが考えている以上に男の子は緊張状態だったんだ…
それは高速にのって1時間ぐらいたった頃…
「あ…あれ?…アンタ漏らしちゃった?」
男の子は何も言わず無言でおしっこをしたようだ
ママの膝の上で…
遅れてきつい尿のにおいが充満する
「ゴメン!本当にごめんなさい…!シートまで全部…ごめんなさい」
C代さんはひっしに謝ってくれたけど、ボクはシートの汚れなんかよりも男の子の緊張感をボクが与えてしまってたことに凄いショックだった…
「あとでファブリーズするから大丈夫ですよ」
「どうして怒らないの…旦那だったらたぶんキレてるよ…」
「え?だって子供のしたことだし…」
「…ん…、ごめんね…」
C代さんはボクの腕をぎゅっと掴んできた
このとき、ボクとC代さんは圧倒的に違うことを考えていた
今まで似たような思考を共有していたのに…
C代さんはおそらくキレないボクに対して陳謝の気持ちと安心感を得たのかもしれない…
今後もそばに居ようと思ってくれたのかも
でもそのときボクはまったく真逆のことを考えていた
子供にこんなツラいストレスを与えることになってしまった…!
今まで男女の気持ちだけで強く惹かれ合ってたけど…
もうC代さんには家庭が出来上がっているんだ…!
ボクはガーンと頭を殴りつけられたような気分だった
C代さんの自宅について再び頭を下げてくれてからお別れした
ボクはアパートの駐車場に戻り何ともいえない喪失感のまま汚れたシートを掃除していました…
夕方の駅前でボクたちは数時間ぶりの再会を果たした
胸には小さな男の子を抱えて…
挨拶したけど、知らない大人が現れたので拒否反応を示された…
どうやらパパが迎えに来たのだと思っていたようだ
ぐずがる男の子は“ママ”に強くしがみつき、ママをとられないようにアピールしていた
「ご、ごめんねぇ~…もぅ…」
とりあえずふたりを乗せて高速に乗った
ロックのCDをやめてラジオをかけてみた
DJのトークがあったほうが男の子の“密室感”も薄らぐかなと思ったけど
ボクやC代さんが考えている以上に男の子は緊張状態だったんだ…
それは高速にのって1時間ぐらいたった頃…
「あ…あれ?…アンタ漏らしちゃった?」
男の子は何も言わず無言でおしっこをしたようだ
ママの膝の上で…
遅れてきつい尿のにおいが充満する
「ゴメン!本当にごめんなさい…!シートまで全部…ごめんなさい」
C代さんはひっしに謝ってくれたけど、ボクはシートの汚れなんかよりも男の子の緊張感をボクが与えてしまってたことに凄いショックだった…
「あとでファブリーズするから大丈夫ですよ」
「どうして怒らないの…旦那だったらたぶんキレてるよ…」
「え?だって子供のしたことだし…」
「…ん…、ごめんね…」
C代さんはボクの腕をぎゅっと掴んできた
このとき、ボクとC代さんは圧倒的に違うことを考えていた
今まで似たような思考を共有していたのに…
C代さんはおそらくキレないボクに対して陳謝の気持ちと安心感を得たのかもしれない…
今後もそばに居ようと思ってくれたのかも
でもそのときボクはまったく真逆のことを考えていた
子供にこんなツラいストレスを与えることになってしまった…!
今まで男女の気持ちだけで強く惹かれ合ってたけど…
もうC代さんには家庭が出来上がっているんだ…!
ボクはガーンと頭を殴りつけられたような気分だった
C代さんの自宅について再び頭を下げてくれてからお別れした
ボクはアパートの駐車場に戻り何ともいえない喪失感のまま汚れたシートを掃除していました…