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公衆便所から始まる
第4章 裏路地
バイト先のパスタ屋の営業終了は23時。
ゴミを捨てに裏口から出ると、すぐ目の前、裏向かい(?)のバーの扉にもたれていた人影が手を挙げた。
「!?」
細い腰、サラサラの髪。
いままで帰ることばっか考えてて気にしたこともなかったバーのスタッフ。
有紀人さんだった。
あれからいろいろ思い出したりもしてたけど、初対面がアレな人と改めて日常生活の場で会うとどーしていいかわかんなかった。
え、でも、てことは。
「俺のあとつけたの?」
有紀人さんはあははと屈託なく笑った。
「いやー俺きみんとこの店長と友達だからさ。最寄り駅と毎日の習慣だけ聞いて」
毎日の習慣って、公衆便所に寄ることか。
それならまぁわかるけど。
「一匹狼的なとこあるから、つけこめるかなって」
ゴミを捨てに裏口から出ると、すぐ目の前、裏向かい(?)のバーの扉にもたれていた人影が手を挙げた。
「!?」
細い腰、サラサラの髪。
いままで帰ることばっか考えてて気にしたこともなかったバーのスタッフ。
有紀人さんだった。
あれからいろいろ思い出したりもしてたけど、初対面がアレな人と改めて日常生活の場で会うとどーしていいかわかんなかった。
え、でも、てことは。
「俺のあとつけたの?」
有紀人さんはあははと屈託なく笑った。
「いやー俺きみんとこの店長と友達だからさ。最寄り駅と毎日の習慣だけ聞いて」
毎日の習慣って、公衆便所に寄ることか。
それならまぁわかるけど。
「一匹狼的なとこあるから、つけこめるかなって」