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公衆便所から始まる
第9章 stand by me!
もう、本当に、忘れていた。
日常のなかで思い出すこともなくなっていた。
もちろんあのあとすんなり忘れられたってわけじゃない。
さんざんオカズにはしたし、店の裏口には近寄りたくなくなった。
でも、それも勉強とバイトに忙しくしてるうちになんか現実味がなくなって。
三年になって就活が始まって、俺はさらに目先のことに振り回されるようになった。
ただ、そんな中でも、バイト先の店長や料理長、取引先の人や常連さん、あとは香川さんとか俺からすると年上の人たちと関わるうちに、もっと『人』を見たいって気持ちが強くなって、俺は人材紹介会社に就職した。
そこからがまた戦いだった。
店は閉まるけど、会社はやってようと思えばいつまででもやってられる。
もちろんみんな残業がしたいわけじゃないし帰ろうとするんだけど、取引先あっての仕事だし、難しいこともある。
そうなると、だんだん残業が当たり前になっていく。
修行だ。
あとを楽にするために。
いい子の意見てより、好きなものをあとに取っときたい的な一心で毎日を過ごして一年。
父親に呼ばれた。
日常のなかで思い出すこともなくなっていた。
もちろんあのあとすんなり忘れられたってわけじゃない。
さんざんオカズにはしたし、店の裏口には近寄りたくなくなった。
でも、それも勉強とバイトに忙しくしてるうちになんか現実味がなくなって。
三年になって就活が始まって、俺はさらに目先のことに振り回されるようになった。
ただ、そんな中でも、バイト先の店長や料理長、取引先の人や常連さん、あとは香川さんとか俺からすると年上の人たちと関わるうちに、もっと『人』を見たいって気持ちが強くなって、俺は人材紹介会社に就職した。
そこからがまた戦いだった。
店は閉まるけど、会社はやってようと思えばいつまででもやってられる。
もちろんみんな残業がしたいわけじゃないし帰ろうとするんだけど、取引先あっての仕事だし、難しいこともある。
そうなると、だんだん残業が当たり前になっていく。
修行だ。
あとを楽にするために。
いい子の意見てより、好きなものをあとに取っときたい的な一心で毎日を過ごして一年。
父親に呼ばれた。