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ベッドで抱きしめて
第4章 私と彼の事情
翔平君とドライブに出かけた翌日から、翔平君と一緒に学校から帰る。

ちょっと憧れていた制服デートをしていて、かなり恥ずかしい…でも、隣を歩く翔平君はいつもの満面の笑みで機嫌がいい。

クラスの子や友達に付き合ってることを隠さなくてよくて、二人の距離は近づいた気がしていた。

でも、高校3年生の私たちには受験生という現実も待っていて…

お互い同じ市内に進学を目指していたけど、私は文系の短大、翔平君は理系の専門学校が希望。

一緒に帰るけど、それは塾までの近い道のりだけ。

うちには口うるさいお父さんがいるから…塾が終わったら、すぐに帰らなくちゃいけないもんね。

必然的に学校の間とメールや電話だけが私たちはの繋がりになっていった…

「あ~もう~真央ちゃんとキスとかエッチなことしたい!」

が、翔平君の口癖になっていたのは、私たちの秘密…

そんな私たちに転機が起こったのは、受験を間近に控えた冬のこと。

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