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ベッドで抱きしめて
第4章 私と彼の事情
「真央、ちょっと話があるんだけど…」
塾から帰った私にお母さんが少し困った顔で話しかけてきた。
リビングに行くとお父さんとお母さんと…珍しくお兄ちゃんまでいて。仕事忙しいし、最近は彼女の家に行ってたのに。
なんとなく違和感を感じて、リビングの椅子に着くと、お父さんが言いにくそうに話出した。
「真央、実は聡(さとし:兄の名前)が彼女さんと結婚を考えてるようなんだ…」
お兄ちゃんが結婚?!彼女の由貴(ゆき)さんとは何回も会ったことあるし、超いい人なのは知ってるからとっても嬉しい!
「お兄ちゃん、おめでとう!!」
私の喜んだ様子を見て、お兄ちゃんも嬉しそう。そして、お兄ちゃんの口からどんどん話が進んで行く。
「実は由貴が妊娠したんだ。もちろん結婚するつもりだったから、それは問題ないんだけど…」
「うん、うん。」
「この前、病院行ったら双子だと言われてさ。由貴の家、お袋さん亡くなってて、いろいろ手伝ってもらうのはうちの母さんになると思うんだ。」
双子にはビックリだけど、由貴さんのお母さんが亡くなってるのは聞いていたから、そのまま話を聞いていく。
「んで、由貴と話してから父さんと母さんに相談したんだけど、この家で暮らすのがいいって結論になった。」
えっ?我が家は一軒家だけど、家族4人が住むのがやっとな広さ…どう考えても由貴さんや双子を迎えるスペースはないと思うんだけど…
「そこで、真央に頼みなんだけど…お前、由貴の家で暮らしてくれないか?」
塾から帰った私にお母さんが少し困った顔で話しかけてきた。
リビングに行くとお父さんとお母さんと…珍しくお兄ちゃんまでいて。仕事忙しいし、最近は彼女の家に行ってたのに。
なんとなく違和感を感じて、リビングの椅子に着くと、お父さんが言いにくそうに話出した。
「真央、実は聡(さとし:兄の名前)が彼女さんと結婚を考えてるようなんだ…」
お兄ちゃんが結婚?!彼女の由貴(ゆき)さんとは何回も会ったことあるし、超いい人なのは知ってるからとっても嬉しい!
「お兄ちゃん、おめでとう!!」
私の喜んだ様子を見て、お兄ちゃんも嬉しそう。そして、お兄ちゃんの口からどんどん話が進んで行く。
「実は由貴が妊娠したんだ。もちろん結婚するつもりだったから、それは問題ないんだけど…」
「うん、うん。」
「この前、病院行ったら双子だと言われてさ。由貴の家、お袋さん亡くなってて、いろいろ手伝ってもらうのはうちの母さんになると思うんだ。」
双子にはビックリだけど、由貴さんのお母さんが亡くなってるのは聞いていたから、そのまま話を聞いていく。
「んで、由貴と話してから父さんと母さんに相談したんだけど、この家で暮らすのがいいって結論になった。」
えっ?我が家は一軒家だけど、家族4人が住むのがやっとな広さ…どう考えても由貴さんや双子を迎えるスペースはないと思うんだけど…
「そこで、真央に頼みなんだけど…お前、由貴の家で暮らしてくれないか?」