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ひずみ «短篇作品集»
第6章 牲還
『良いのか』
「何が」
『お前が。。。』
「今更」
『俺は「その為に アタシを 連れて来たんでしょ」』
『。。。』
「ありがとう」
『。。。』
「出てって」
アイツは 無言で 立ち上がる
アタシは そのまま ベットに 横たわる
遠のいてく足音
初めから 解っていた
アイツとは 結ばれないと 言う事
扉に 手を掛ける 気配
「さよなら」
ガチャリを 扉が開き アイツが 出ていく
”愛してる”
その言葉を 飲み込み 瞼を 綴じる
これからも 誰かの為に 囁く事のない 言葉を。。。
「何が」
『お前が。。。』
「今更」
『俺は「その為に アタシを 連れて来たんでしょ」』
『。。。』
「ありがとう」
『。。。』
「出てって」
アイツは 無言で 立ち上がる
アタシは そのまま ベットに 横たわる
遠のいてく足音
初めから 解っていた
アイツとは 結ばれないと 言う事
扉に 手を掛ける 気配
「さよなら」
ガチャリを 扉が開き アイツが 出ていく
”愛してる”
その言葉を 飲み込み 瞼を 綴じる
これからも 誰かの為に 囁く事のない 言葉を。。。