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ひずみ «短篇作品集»
第7章 未完成体
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キミは 眠りの中。
目の前の キミを見詰め、そのふくよかな 唇を そっと 指先で 触れる。
指先に 規則正しい呼吸を 感じる。
そっと その唇に 口付る。
ゆっくりと 着ている衣類を、剥いでいく。
まだ、誰の手にも 染っていないその 滑らかで 美しい 乳白色の肌。
この瞬間(とき)を どんなに待ちわびたことか。
その 愛くるしく奥よかしい膨らみを 掌で、包む。
キミは 級友のそれとは、少し異なる 胸の膨らみを 気にしていたようだが、ボクの掌に すっぽりと 収まる 膨らみ。
愛しい。