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お慕い申し上げて居ります
第3章 交差
「じゃあ動くよ」

「ん...あうっ」

それが完全に奥まで入っている状態からそれが抜けていく感覚に、思わず物惜しげな嬌声を出す。

チュクチュク...つぷん、ぐちゃっ

朱里の肉襞と愛液が中田のそれに絡みつき、 規則的に結合部の音が響いて、ベッドが軋む。

「はぁはあっ気持ちいい...良い」

「あんっあん!いやあぁぁあ、あぁ、あんっ」

二人は初めての快感に我を忘れ、腰を動かし打ち付けあった。
膣口でそれが抜けそうになるぎりぎりのところから、
膣奥にその先端が触れるところまで。

「だめぇっああぁあ、先生ぇ」

先生、という背徳感を感じさせる呼びかけに、中田のそれが膣内でピクンと波打ち、更に血液を集めて肥大する。

「その呼び方本当そそる」

「んぁあ、わざとじゃなっ、んむうぅう」

中田の限界がくる。

「あぁ...、うっ、朱里っ、イく」

最後に朱里に深い口づけをしながら、

ゴムの中に勢いよく白濁が吐き出された。

「んんんっん、 ーーー!」

同時に、声にならない声を上げて、それの膨張と体液の熱さを感じた朱里の身体が波打ち痙攣する。

「...はぁ、はぁ」

静まった部屋に熱い二人の息の音が響く。

長い沈黙ののちに。

「...イった?」

「......」

どうやら朱里は恥ずかしいのと疲労とで何も言えないらしく。

「ふふ、可愛い」

中田はまだ息切れしている朱里の赤い頰に優しく手を添えた。
そんな中田の顔を見上げて微かな声で朱里が呼びかける。

「...せんせ」

「ん?」

「好きです...」

「知ってる」

心も身体も繋がった満足に、二人は穏やかに微笑み合った。

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