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手探りな絶望
第2章 派遣
そうしよう
と決めてしまうと
おかしなもので

なんにも悪くない俺が
緊張しはじめた


車の中で
肩の力を抜くために
肩を上下させたり

ふ〜っと
息を吐いたりしている



なんで
俺がこんなこと
しなきゃなんね〜んだよ




そう思いながらも

やめられない




そんなことをしながら
しばらくすると
佐々木は
買い物袋を手に
スーパーから出てきた



俺は
急いで車を降り
佐々木をあまり見ないようにして
歩きはじめた



そして
もうすぐ
佐々木に接近する!
という時


囁くような
声が聞こえた



「あ、あの…」



えっ…



この声は…




「あ、あの、試験課さん…」



佐々木の方から
声をかけてきたんだ



「あ、あ〜…えっと

派遣の…さ、ささきさん?」




芝居の下手さに
内心笑っていた



でも俺は

そんな恥ずかしさを
塗りつぶすほどの
安堵感を得ていた




佐々木は
俺が付けてきたなんて
全く思っていない
様子だったからだ

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