この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
月の吐息
第2章 満月





―――美月の今の格好、教えて?





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





 は い ?





「は? 何、言っ」

「俺、美月のことを、もっと知りたい。今」

「ちょ、健二」

「今、知りたいんだ。さっき、美月言ったろ? 直球で伝えろって」

「言った、け、ど・・・」




それは、貴方、プロジェクトって言ったよね?




「俺の中の一大プロジェクトは、もっと美月を知ることだけだし」




ストーカーか!




「今、ネックレス付けてるとか、お前、俺を煽ってるとしか思えねーし」




「や、ちが・・・」




「違ってもいい。違ってても構わない。今夜だけでいい。特別な夜じゃん! こっちじゃ、まだ28だけど、そっちは29の最初の夜だろ? その夜だけでいい、お前の29の最初の夜、一瞬だけでもいいから、俺は欲しい」




「・・・・・」




「なぁ、美月。どんな格好してんの?」




泣きそうな声で聞くなんて、ずるい。




ばか、健二―――。




「・・・・・・・・・・・・チェックの、パジャマ」



/30ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ