この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
兄の狂気
第7章 崩 壊







蹲った腕の中でスマホを起動し、
翔太に電話をかける。


すぐに出て、何かほざいてる翔太を無視し
電話口に向かって思いきり叫んだ。


「今すぐ瞳ん家行け!頼む!」


「…あっ!?」


「…っ!?何を…」


覗き込んで来た瞳の兄貴を思いきり殴る。


少しでも時間稼ぎになれば…


「…っそ、んの野郎!」


そこから殴り合いを始め、
血を流しながらも耐え続ける。


口の中が血の味して、口元を拭うと
血がべっとりとこびり付く。


…やべぇぞ。


「瞳の事っ…なんにも分かってねぇ癖に
彼氏ヅラしてんじゃねぇ…」


「こっちのセリフだクソがっ…
兄貴のくせに妹好きになってんじゃねぇ!」


「はっ…義理だよ、義理。
しかも両親は俺達の事捨てて出てったんだぞ、
瞳には教えてねぇけど」


「っ…」


まさかの言葉に目を見開いた。


義理?


捨てられた…?


「違うだろ…瞳から聞いた話と違う」


俺は瞳から、両親は仕事で海外にいるって…


「言う訳ないだろそんな事。瞳は繊細なんだよ」


義理の兄だという事も、知らなかった。


「あんな可愛いのに好きになるなって方が無理。
…じゃあ離れろってか?離れられる訳ねぇだろ。
義理でも、俺達は兄妹なんだよ」


/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ