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まのめのロイン
第8章 夢

「復讐……」

 ペロリと。
 口にしたその言葉の響きを味わう様に舌なめずりをするノベル。

 言葉の魔物は言葉が好きだ。
 つまり自分が好きということだ。

「……素敵ね」

 ふわり、と大石野々実の裸体が宙に浮く。
 瞑想するかのように目を閉じ、邪悪な笑みを消し、胡坐をかく。

 空中浮揚だ。
 ゼン・メディテーション。

 魔物なのだ。それぐらいはやる。


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