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まのめのロイン
第10章 眼

「くうっ……ああっ! やめろ! やめろおおおおおおおおおっ! うあああああ!」

 グリーディが、美貌を悦楽に歪ませて達した。

「何故だ?」

 ロインが呟く。
 私は答える。

 救いを……。


 しかし、ロインに私の声は届かない。
 私は彼の眼の中にいるから。
 私の言葉は届かない。

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