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まのめのロイン
第12章 あとがきんぐ 連載第2回
 では登場人物について考えていこう。

 猫は猫が好き、人は人が好き。
 犬は……犬はちょっとややこしくなるから置いといて。

 つまり、我々、人間である以上、小説の中に出てるもので一番興味を引きつけられるのは人間なのである。

 そこ大事。自覚してなくてもだいたいどんな作者さんでも本能的に人間のことを書きます。それはやっぱり僕らはみんな生きているから。

 手の平を太陽にスカしてみたりしちゃうから。

 人物以外のことをまだこの段階でごちゃごちゃ書いても効果はさほどないはずだ。例えば優子ちゃんのパジャマの柄とか、本棚の本には何があるのかとか。そんなことはどうでもいいはず。

 実際私もどうでもいい。読者さんからこの柄にして下さいとかメッセージあったらそれにしちゃっていいぐらいに思ってる。

 ……とかうっかり書くと「ダディベアにして下さい!」とかお便り来ちゃって激しく後悔したりするのかもしれないが。

 作中とりあえず登場させたのは三人だ。

 優子ちゃん
 用くん
 ロイン

 さて、第二回を書くにあたってどうするか。
 一度に書くことはできない。だって前から順番にしか読めないからね。

 8人の読者様が今この時点で一番興味を持ってるのは誰かだ。

 誰なんだろうな?
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