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まのめのロイン
第14章 あとがきんぐ 連載第4回
それにしても、どんな事件が起きればいいのかなあ。
そこちょっと掘り下げて考えとかないと。
手がかりはあるんですよ。
それぐらいのことは準備できるようになった。エライぞ私。
まずコンセプト。
困った時は、というか常にコンセプトに帰る。
コンセプトは……なんだったっけ?
ああ、そうだ。(うろおぼえで書きます。前のあとがき見て間違ってたら笑う)
「彼氏と一緒に読めるティーンズ・ラブ・官能凌辱小説」だ。
これに反することはしてはいけない。
それがルール。それがコンセプト。
でも、「なんでこんなコンセプトなの」ってトコ、ちゃんとわかっとかないとね。
なんだったっけなあ~。
まず、読者を一方の性別に限定したものを書きたくなかったんだな。作者の欲求として。
だって読者が半分減るってことじゃないですか。
だけど、尊敬する尾田栄一郎先生が大ヒット作「ワンピース」について「女の子に向けては書かない、書いてない。女の子の意見は嬉しいけど、取り入れると少年漫画じゃなくなって男の子が離れる」って言ってるじゃないですか。
アレ、超カッコいいと思うのですよね。
惚れるのは勝手にしなっていう事でしょ。
オラも言ってみてえだ! ヽ(゜∀゜)ノ
……だから、男に向けては書かない。これはティーンズ・ラブだから。
でも、読んでは欲しいから、メイン読者である女の子から彼氏に読んでって言ってもらう感じ?
それがコンセプトの「彼氏と読める」って部分。
つまりメイン読者は女の子、しかも彼氏いる人。
うわっ! なんかちょっとミスったか?
あ、違う、違う。
彼氏いない子はいない子で、「この本(ロイン)をいっしょに読める男の子がいたらステキだな……」って思えるように書く。そう、それ。
メイン読者は女の子。彼氏がいてもいなくてもいい。
で、彼氏とこの本が読みたくなる子。
……。
読みたくなるならないは、まあ私が頑張れってことでいい。
まあ、これに限らず彼氏と読みたいってのはけっこー本好きな子なはずだよね。
だから優子に共感できるように本好きという設定にしたんだよな。