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まのめのロイン
第22章 あとがき
一言であらすじを説明すると「人形に閉じ込められてしまう人形使い」の話だ。
この意味において邦題の「マルコヴィッチの穴」というのはちょっと残念なのだが、それは今に始まったことではないし、1999年の当時においてもすでにそうだったのだからとやかく言うまい。
原題“Being John Malkovich”のほうが結末に対して皮肉が効いているのではなかろうか。(もちろん素敵な邦題もあるし、マルコヴィッチの穴というタイトリングも別の観点から言えば素敵だと思う)
なんでまたこんな昔の映画を見ようと思ったのかだが、「まのめのロイン」を書いていてふと思い出されたからである。
先が読めないデタラメな展開でありながら、なんだかどんどん色々な出来事が符合していってテーマらしきものが見えてくる感じが単純に似ているナーと。
当然ながら「まのめのロイン」はマジに何も考えずに行き当たりばったりで書いた物なので、偉大なるカウフマン脚本と並べて語るなどおこがましいにも程があるのだが。
単に「どうやって話作ったんだろうなー」という興味で観たに過ぎない。
まあ観た所で、それだけではわかんないんですけどね。