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まのめのロイン
第5章 隣り

 つまり、心の中から持ち帰った「ロインとノベル」の扉は一人で開いてしまった。

 そして、ロインが現れた。
 そういうわけだ。


「奪われる物を決めろ……女よ。
 心か体か、どちらかを」

 ロインが言った。

「心を……」

 優子が答えた。
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