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◇afterword◇あとがき集
第9章 【新】先生、早く縛って
あ、一海過去編の章扉に突然現れる〝小説 愛奴隷〟について、皆さんどう思われたでしょうか? まぁ最初は「何これ? 意味わかんない」と思われたと思うのですが……
皆さんご存知かとは思いますが、実際にはない本です。私の妄想です。
でも一海にとってとても意味のある小説。
本の概要は伝えたいけどがっつり載せる訳にもいかないし……ということで、ああいう形を取りました。それに〝伝説の古典作品〟にふさわしい文章を長々と書く力なんてないし^^;
何でもぶっちゃけてしまっていいのかという気もしますが、愛奴隷のあらすじをまとめたものがあります。これを元に章扉のやり取りを考えました。良ければ読んでみますか?
あまり知り過ぎると興醒めという方はワープ! して下さい^^;
「愛奴隷」
13世紀のフランス。寒い地方の村々を治める領主である男が、自分の治める農奴の村に住む美しいヴィオラに恋をする。身寄りのないヴィオラはすぐに身請けされるが、大変気が強く、優しく抱こうとする領主に素直じゃない態度をとる。実はヴィオラは病死した両親を見殺しにし、しかも身寄りのなくなったヴィオラを手籠めにしようとした元の雇い主を恨んでいて、その雇い主と同じ自分より高い身分の人間全般に心を許していなかったのだ。