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- RyuKa -(心をあげる リライト)
第18章 用語説明
■テキスト討論ドキュメンタリー
ネット配信型コンテンツ。相手に話を遮られることがないというチャットの特性上、討論番組が人気。しかし、旅日記やエッセイ、小説など様々なものがある。
この時代、プロという概念はなくなっており、誰でもこういったコンテンツを企画することでお金が稼げるようになっている。出版社などは過去の遺物として、そのような業態があったことすら忘れられている。
■三名の科学者
20才にして、大企業の研究開発員だったり、心の研究などをしているが、おそらくこの時代では珍しい事ではない。
最後の世代は早熟であることを求められ、多くの人々が12才ぐらいから社会に参入していると思われる。
とはいえ、この三人は優秀でもあるのだろう。
科学者としてのタイプ、資質はそれぞれ違う様にも見受けられる。
・リュカ
天才型。周りの人から理解できないような事を口走ったりするが、本人の中では筋道が通っている。発想やその飛躍が物凄い。
物事にこだわりなく、偏見をもたずに接する。科学の虫ではなく、世の中とか未来へのビジョンがあり、それを実現するために手段として科学がある感じ。
世の中を変えるタイプ。
・マイカ
コツコツ型。自分が何をするべきか、目標を立てて、地道に努力を積み重ねるタイプ。合理的で計画的な行動をとるため、理屈屋と思われがちだが、実はこのタイプ、相当エモーショナル(感情的)で、情熱を失うと抜け殻に。逆に燃えている時はとことんまで行くためエライことになる。
リュカに惹かれたのは多分、彼のやり方・考え方が自分ではとうてい真似できないものという想いが尊敬になってというパターン。
・タク
好きな事をしていたらいつの間にかその道の第一人者になってしまった。
オタク型とも言える。
好きな事をしてきているので、おおらかな所もある。
自分でもそれが分かっていて「技術屋」と言うが当たっている。
物事を客観的に見ることができ、この中では一番常人に近い感性の持ち主。というか常人の中の達人。他のふたりとはちょっと違う。